今週はテラコヤ祭り週間です。
毎年恒例行事で、
「射的」
「ヨーヨーつり」
「金魚つり」
「たこやき」
「きゅうりのつけもの」
「わたあめ」
「かき氷」
「その他」
などなど
日替わりでいろんなお店を出店して、
子どもたちが店員とお客さんになり、お祭りを楽しんでいます。
テラコヤ祭りは今年で3年~4年目になりますが、
以前とは活動の目的が異なっています。
3年前のテラコヤ祭りは、教室に保護者の方をお呼びしていました。
これは、子どもたちが店員になり、保護者の方に自分たちで作ったものを渡して、
「ありがとう」と言ってもらいたい、
がんばっている姿を見てもらいたい、
という思いと目的で、お祭りを行っていました。
その思いは今でも変わっていませんが、昨年から
『お金システム』
というものをお祭りに導入しました。
じゃじゃん
写真で見ると本物に見えますね^ ^
実は去年、川崎中の某100円ショップでこのおもちゃのお金を大量に買い占めました 笑
そしてこれ
テラコヤのお財布です。
このお財布は、電車やバスで外出する時にいつも使っているお財布で、
利用者全員分、用意してあります。
普段からこのお財布は実践で使っているので、みんなこれがどれほど大事なものなのか
子どもたちは身に染みてわかっています。
なぜなら、これがなくなってしまうと
バスや電車に乗れないし、何も買えないという経験を積んでいるからです。
このお金とお財布を使って、お祭りで好きなゲームをしたり、たべものを買ったりします。
たこやきは50円、射的も50円、かき氷は30円など
ものによって値段が決まっているので、お金がなくなると、好きなものが買えなくなってしまいます。
でも、欲しい。
じゃあどうするか…?
答えは一つ、
『お仕事』です。
最初の写真にもありますが、どんなお仕事(お手伝い)でも
1分できれば10円です。
5分がんばれば、50円なので、何かしら買うことができます。
欲しいものがある→お仕事をする→お給料をもらう→欲しいものを買う→それ売る仕事が生まれる
という循環が発生します。
これって、社会の仕組みですよね^ ^
不思議なことに、欲しいものや、好きなもの、やりたいことの為なら、
がんばることができています。
普段の調理活動はやりたくないという子でも、目的の為なら仕事をします 笑
でも、よく考えたら、私たち大人もそうやって生きていると思います。
長くなりましたが、今年は「お金システム」に力を入れようということで、
保護者の方に来てくださいとお声はかけていません。
(楽しみにしていた方、申し訳ありません)
ただ、子どもたちは「社会とお金の仕組み」を何となく理解し、
目的の為にがんばれば、報酬を得られる。
という体験をしています。
そして、それを楽しんでいる様子があります。
これが将来の成長や自立、生きる力に少しでもつながればいいなぁ
と思っている今日この頃です。