川崎教室に通っている子どもたちは決して障がいが軽度なわけではないのです。
軽度から重度から色々な障がいを持った子どもたち通っていますが、
全体的には決して軽度の子ばかりではないのです。
でも、
でも、
そんなことは関わっていく上では関係なくて、
将来、立派な大人になってほしいと心から願って、毎日様々な活動をしています。
そんな活動の中の一つが「バスに乗ろう!」です。
川崎区の子どもたちは家から学校までスクールバスが出ていて、
学校からデイに通う時も送迎があって、デイから帰る時も送迎があります。
それは安全で良いことだけれども、
本当にそれで良いのだろうか?
こんなにも発展している川崎区の公共バスを、乗らないないなんてもったいない。
一人で乗れるようにならなくても、
せめて公共交通機関でのルール・マナーくらいは知ってもらいたい。
そんな思いで、3年ほど前から、短縮授業の時や長期休みの日を利用して、
定期的に「バスに乗ろう!」のイベントを行ってきました。
3年前の最初は苦難の連続でした。
バスで騒いでしまう。
停車ボタンを押してしまう。
お金やパスを落としてしまう。
職員も未熟で、ご家族に迷惑をかけてしまうことも多くありました。
でも、
何度も、何度も、
失敗しても、失敗しても、
チャレンジを続けました。
公共交通機関を使い、外出をして、社会の目に触れることが、
子どもの成長と自立につながる一つだと信じていたからです。
そして何より、子どもたちが、バスや電車に乗れることを楽しんでいて、とても誇らしげだったからです。
そうして月日が流れ、今週は3年目の「バスに乗ろう!」のイベント週間です。
今、私たちは子どもたちをバスに乗せ続けて本当に良かったと思っています。
なぜなら最近は、川崎市バスだけでは飽き足らず、京急にも乗り、羽田空港まで行って
第2ターミナルデッキで少し休憩をして帰ってくるということが普通にできるようになりました。
しかも、今日は2時間半で行って帰ってきました。
もう一度言いますが、決して障がいが軽い子ばかりではないのです。
本当に、本当に力が付きました。